寒の鱈で温まる
Posted at 10/01/29 PermaLink»
一年で一番寒いとされている寒の時期。
当店の寒卵も美味しいけれど、この寒の時期に美味しいとされる魚、「寒鱈(かんだら)」をいただきました。
連日冬の日本海は大時化の連続。今月一月のうちに海へ出漁したのはわずか数日だけ。
その数日間に地元の港に水揚げされた寒の鱈を使った料理で温まります。
まずは、定番の寒鱈の煮付け。
味はいたってシンプルに、しょうゆベース。身が崩れないうちに火を止めて、熱々をいただきました。
ヒレが付いている部分は、魚が一生懸命動かすところであるため、特に美味といわれ、本来ならば当主が食する部分だそうな。
身離れがよく、サクサクしたような食感と、白身魚独特の風味が伝わってきます。
翌日の夕食は、同じ寒鱈を使った「鱈チリ」。
こちらも、塩味をベースに豆腐と自家製のねぎ・白菜、シラタキで、鱈の旨みを邪魔しないよう、ちょっと薄味。
出来立ての熱い鱈チリは、外仕事で冷たくなった手足もすぐにほっかほか。
炊き立てご飯にもぴったりです。
当地区では、正月までは「鮭」ですが、寒の入りからはやはり「鱈」が主役。
白子の刺身や天ぷらなども珍味で、地元でも根強い人気。
民宿などで出す鱈料理を目的に、わざわざ遠方から、大勢の方がいらっしゃいますが、どうしてもお天気と相談になってしまうので、食べることができればラッキーという料理も随分あるようです。
いずれにしても、当地に住んでいるからこその、海からの恵み。
寒い寒いといってばかりではなく、こんな食材も寒さゆえのご褒美と思い、漁師さんに感謝しながら、今日もいただきます。
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