いまどきの給食

Posted at 11/12/04 Comment(0)» Trackback(0)»

先日いまどきの給食をご馳走になった。
一緒に食事をさせていただいたのは、地元「さんぽく北小学校3年生」の皆さん。
ご縁があって、総合的な学習の時間に、「山北地区の名人をさがせ」というテーマで、当店を選んでいただいた。

事前に別の日程で農場の見学と卵作りについての勉強を済ませ、当店の卵がゆで卵としてメニューに載った日に、改めて教室でのお話と、食事を一緒にというお誘いを受けたもの。

給食を食べるのは、中学校卒業以来三十数年ぶり。どんなものをどんなふうに食べているのか興味津々で出掛けた。

まず、給食を食べる前の4時間目を、卵に関する授業として割り当ててもらっていたので、鶏の餌を準備し、「目で見て、指で触って、鼻で匂いを確認してもらう」ことを実践。
子供たちの目が輝きだして、卵に関する話もそこそこに、約束していた実験、「卵黄を指でつまんで持ち上げてみよう」をやった。日ごろは、ほとんどの児童が経験したことのない、ヌルヌルとした触感と柔らかく壊れやすいものを注意深く持ち上げるという動作は、今の子供たちには難しいらしく、中学生でもうまくできない子がいる。

だからこそ、子供たちは歓声を上げながら夢中になって実験に取り組み、うまくいった時の満面の笑みは、こちらが元気をもらった気がした。

あっという間の45分間が過ぎ、いよいよ給食の時間。
これが本日の献立です。
こどもたちの給食の量

メインは、ジャージャー麺。給食用のためさすがに唐辛子や豆板醤といった辛味は無し。
それから、だいがく芋にゆで卵、パック入りの牛乳で全4種類。

最初に見たときには、少なすぎる気がして、思わず子供たち数人に「これでお腹いっぱいになる?」と聞いたほど。自分たちの時にはどうだったのか思い出せないが、もう少し量が多かったのでは?と感じる。

それと、昔はあった「生野菜」などは、O-157が問題になったあたりから姿を消して、野菜には熱を通したものを使う献立になってしまうので、献立の彩りなどもどこか寂しい。
ちなみに、私に用意された大人用の量はこんなふう。
大人用の給食の量

子供たちと机を並べて「いただきます」。
定番だった先割れスプーンの姿はなく、今回は麺の日なので「お箸」。どんな食事をするのかとあたりを見渡しながら、いろいろと観察。
思った以上にお箸を上手に使っている子が多いのにちょっと安心。でもまだ小学3年生ということもあってか、最初から麺の容器を持って食べる子は皆無。まあ、これはしょうがないか。
面の量が大分少なくなってくると、器を持ち始めてスープも完食する子供たちがちらほら。

その一方で、なかなか食べ進まない子もポツポツ。決して好き嫌いをしているのではなく、これは明らかに時間が無いだけ。
大人になると、食事は急がずゆっくり食べましょうなどと、人間ドックの栄養士さんに指導されるのに、学校ではそれが許されない状況も、可哀想な気がする。

「食育」という国の掛け声はいいけれど、実際の学校の現場では、理想と現実の間にかなりのギャップが生じていると思うし、担当の栄養士さんや先生方も悩みは多いことは想像に難くない。もちろん地域によってその取り組みなど、差はかなりあるのは承知している。

私が小学生のころの給食の果たす役割と、今の給食の果たす役割は全く異質であるはず。なのになぜ私が、今の給食に食の豊かさやワクワク感、充実感、羨望などを十分感じ得なかったのだろう。

食育は家庭が中心であるけれど、家族構成の変化など、十分な対応を期待するのは荷が重く、学校現場がそれを全てカバーできるかというと、時間も人も余裕はない。

食を提供する側にいる自分自身ができること、もっと深く考え行動する必要があること、を痛感。
この機会を与えてくれた皆さんに感謝。

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鶏舎の環境改良工事

Posted at 11/10/22 Comment(0)» Trackback(0)»

10月の上旬、鶏舎の環境を良くするために、遮熱材を張る工事を実施。

全部で5棟ある鶏舎のうち、以前野菜苗の育成用に、ビニールハウスとして使っていたものを転用した鶏舎で鶏の入替があり、これを機会に天井と側面に遮熱材を張る工事を行なった。

以前から、寒冷紗(かんれいしゃ)を使って遮光していたが、やっぱり熱は内部に伝わってきて、暑さに弱い鶏の、夏の対策には普段から四苦八苦。どうしても鶏舎内部の温度が高くなる傾向があった。

また、ビニールハウスの外部を覆うこととなる寒冷紗は、雪が降ると積もった雪が滑り落ちないため、積雪がないうちに外してやる必要があり、ちょっとした日差しでも、鶏舎内部の温度が急上昇するなど、夏の高温とともに、冬の一日の気温差が大きいのも鶏たちには厳しい環境となるため、悩みの種だった。

そこで今回、同じ新潟県の柏崎に本社のある、株式会社阿部建設さんに施工をお願いし、工事となった。
阿部建設さんの工事風景

きっかけは、たまたま偶然に入ってきたFAX。輻射熱を99.99%反射するという素材の遮熱シートの効果の中に、ブロイラー用のウィンドレス鶏舎(だったと思う)のような写真が出ていたので、開放鶏舎であるけれどこれなら使えるかもと思い、同じ県内の事業所ということもあって、素材のサンプルをお願いした。

それから工事のお願いをするまでに、鶏舎の状況を見に来てもらったり、何度も見積もりを出してもらうなど、予算の制約もあり紆余曲折。こちらの条件をグッと飲んでもらい、かなりの迷惑をかけてしまった。ごめんなさい&感謝!

実際の工事も、面積が狭いこともあるが一日で仕上げてもらった。
工事完成後の鶏舎内部


使った遮熱材は「リフレクティクス」という素材。電磁波と輻射熱を反射し、夏の暖輻射熱と冬の冷輻射熱を防御するということなので、今後産卵率やへい死率などにどの程度効果があるか期待大。

まだこの鶏舎に若鶏が入って10日間あまり。今のところ、他の木造鶏舎との温度差はほとんどないことから、気温に関してはそれなりの効果が出ていると思われる。
まずはこれからの体重の増え方や、11月に入って産卵が始まってきた時の状況を見極めたい。

どうか投資額以上の効果がありますように・・・。


阿部建設さんのオフィシャルサイトはこちら

阿部建設さんのリフレクティクスの詳細はこちら

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高校男子厨房に入る

Posted at 11/10/19 Comment(0)» Trackback(0)»

昨日に引き続き、もうひとつ教育ネタを。
今時の高校では、男子も家庭科のカリキュラムがあるそうで、男女同権社会の一端が垣間見られ、今風の薫り。

ちょっと時期がずれてしまったが、うちの男子高校生にも、夏休みの家庭科の課題として、地産地消をテーマに、料理を作ることが課せられた。

彼は、面倒くさいのかそれともこれしかないと思ったかは知る由もないが、母親に手順を聞いて当店の卵を使った「オムライス」の制作を行なった。

家庭科の課題「オムライス」

成果の提出方法は、出来上がった料理をデジカメなどで撮影して、規定の様式で提出するというところも今風。


作り方やそのコツは、数年前に地域の料理講習会で、ホテルオークラ新潟のシェフを招き、オムライスを始めとした卵料理教室で習ったことを伝授。
おぼつかない手つきではじめたものの、出来上がりとしてはまあまあ、か。手早く行ないながらも、要所要所のポイントは間違いなくこなす難しさは、作るたびに違う出来栄えとなることからも明らか。

最終的な出来上がりをイメージして、そこまでのプロセスを逆思考するという作業手順は、クリエイターのそれと同じなのだろう。料理人のトップに男性が多いのも、そのせいかも知れない。

意外とごつい男性料理人の手も、包丁を握るととても綺麗に見えるのは、無駄の無いその動きと、そこから生まれる三次元の芸術的な食材の変化の結果だろうか。いつも、ジャズピアニストの指の動きと同じ綺麗さを感じるのも、指先から生まれるその芸術が、無から有を生むという共通性から来るものだとひとり結論付けて、悦に入ってしまう。

そんなことはさておき、男子厨房に入ることは結構なことだと思う。自らの行動を自戒してのこともあるが、自ら料理を作ることで食に対する感じ方が変わってくることを期待してである。

人間の最も強い欲求が「食欲」であるにもかかわらず、最近の食の在り方が「甘い」「柔らかい」「口の中でとろける」といった表現が尊重されやすい現実は、どう考えても味覚が「進化」ではなく「退化」しているとしか思えない。旬の食材から季節を知るなど到底期待できるはずも無く、自らが口にする食材への関心すらおぼつかない。


味覚を研ぎ澄ますことで、食材本来の味を堪能するだけでなく、ある時は腐敗や毒といった身に危険を及ぼす要因を排除できる能力、すなわち人間が生き物として備えているであろう防御能力を、きちんと呼び起こしている必要があるのではないか。

現実として高校生の我が子は、「渋い」という味覚が十分理解できないという。
関係法令まであるわが国の「食育」環境であるが、その崇高な目的と教育現場との距離はまだまだ遠い。世界でもトップクラスの日本の料理界から、力を借りてもなんら支障になるものではないと思う。

子どもの嗜好は、親の影響を色濃く反映するそうな。
父親しか伝えられない食の感覚もあるだろう。男子厨房に入るべし!

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地元中学生の職場訪問

Posted at 11/10/18 Comment(0)» Trackback(0)»

今年も当店の農場へ、地元「山北中学校」の一年生が職場訪問に来てくれました。

職場訪問の地元中学生と先生

いでたちは、先生を含め全員「マスク」と「長靴」着用をお願いしてあるので、何も知らない人が一見すると物々しい雰囲気かも知れないが、これも鳥インフルエンザなどの予防のため。
長靴も敷地内入り口で履き替え、鶏舎に入るときと出るときにはきちんと踏み込み消毒を実施。
消石灰を溶かした消毒槽の効果説明に、PH値を言いたいが、今の中学生は理科の授業でPH値は出てこないという話を聞いたことがあるので、概略説明でここは終了。

全体時間も1時間程度のため、経営規模や施設の説明なども簡単に済ませ、後は農場の中で事前に送られてきた質問事項に沿ってQ&A方式で回答とあわせ説明を進めることに。

この職場訪問は、学校からいただいた資料によると、一年生の総合学習の一環として行なっているもので、その目的には「地域で働く人の姿や様子を実際に見て、その仕事の内容や考え方を聞いたりすることで働くことへの関心や理解を深める」とある。

今回の訪問者は、男女合わせて5人。この人数が多いのか少ないのかは別として、農業(畜産)に興味を持ってくれている子供たちがいるということに、ちょっと安心。
出身集落や家族の話を聞くと、ほとんどの子供たちの保護者が分かり、中にはお父さんが同級生の子や後輩の子もいたりと、我が身の歳を思うと複雑だったりする。

今回の職場訪問を含め、進路講話などを受け翌年2年生になってから、職場体験(「キャリア・スタート・ウィーク」)に臨むという。
田舎であればあるほど、実際に目にして経験できて・・・などという職業は限定されてくる。選択肢が狭い中、高校進学あたりにはおおよその、自分の職業を想定して進路決定を迫られる。
10代半ばにして、今まで生きてきた時間の数倍の時間を費やすであろう、将来の職業の選択をせざるを得ない(もしくはほとんど決定してしまう)、日本のシステムは決して合理的とは言いがたい。

せっかく日本という国家は、憲法で職業選択の自由を謳っているのだから、もっと自分の適性に合った職業を探すことができる(経験できる)、期間と機会を国民に保障すべきと思う。

「周りの人が辛いと思えることが、本人にしてみれば全く辛いことではない、という職種がその人に適した職業じゃないかな」と中学生に話す本人が脱サラ組。


職業の変更は、決して「野に下る」ことではないと、実は自分自身に言って聞かせているのかも知れない。

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豊かな森林の行方

Posted at 10/09/19 Comment(0)» Trackback(0)»

今年の夏は日本全国が猛暑に包まれた。
新潟だって例外ではない。
実りの秋を迎えるが、地元の林家の人に話を聞くと、栗や栃、柿など全般に不作という。
秋から冬にかけて、熊など山に棲む動物が、里へ下りてくるのではないかとの心配もある。

春の低温多湿による山菜の一斉芽吹きに始まり、蜂やスズメの姿が例年よりすくないなどなど、山全体のバランスが崩れている・・そんな感がぬぐえない。

先日、「朝日新聞 グローブ」第47号に気になる記事があった。
「土地争奪(land grab)」。人口爆発や気候変動に伴う水や食糧不足への危機感を背景に、海外の土地を買い、それらに備えようとする動きらしい。
日本の国土も例外ではなく、いわゆる自然豊かな森林などの土地が、海外資本に買われているという。

私が住む地域では、全体に占める森林面積が95%を越えている。
基幹道路からちょっと外れただけでも、手入れしてあるこんな美林を見ることが出来る環境にある。
豊かな森林の行方は?

ただ、昨今は長引く木材価格の低迷と、それに伴う後継者難もあり、手入れの行き届いた森林はめっきり少なくなり、土地を手放す場合も多い。
生活を支える収入を生まない森林を、高値で買いたいという申し出があれば、売ってしまうのは無理のない話。
森林を取り巻く環境が低迷しているからこそ、そこで土地争奪の目的が簡単に達成されてしまうのか。


しかし、農地で稲作を行うにも、漁業で牡蠣などを採捕するにも森林との関係は密接で、水資源の涵養だけに止まらない。
森林の荒廃は、すなわち人間の生活環境の荒廃につながる、といわれている。
私たちが食べるもの全ての源に、山の力が作用している。

「豊かな森林の行方」は、そこに住む私たちの将来を左右するかもしれない。

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晴天の現象

Posted at 10/05/16 Comment(0)» Trackback(0)»

5月16日。文字通りの五月晴れ。日曜日ということもあって、早朝からあちらこちらで田植え作業。
空では久しぶりの晴天で、珍しい現象を見ることができた。

通常虹はアーチ型になるものが、今日の午前中に見えたのは、ほぼ真横に見える虹(?)
晴天の現象「横の虹」

色の付き方からすれば虹と思われるが、気温は地上付近で20度程度、薄く雲はあったものの良く晴れた空という条件で、虹というのも不思議。
飛行機が飛んだ後に、虹が出来るという話を聞いたことがあるが、それにしてはちょっと大きいのではないかと思う。
いすれにしても、横に長い虹(のようなもの)を肉眼で見るのは初めて。
これも、異常気象のなせる業か。

二日前の14日には、温室効果ガス排出量の25%削減目標を盛り込んだ、地球温暖化対策基本法案が衆議院環境委員会で可決された。
怒号飛び交う様子が流れていたが、未来へ渡すべき環境の議論より、それぞれの思惑が複雑に絡みあった目先の議論が先にたち、自分自身にはよく理解できていない。

本来、「地球は寒冷化に向かっている」ということは、科学者の間では異論のないところだと聞く。
それじゃあ温室効果ガスの放出が原因で、寒冷化を押さえるどころか、それ以上の気温上昇になっているのか、といえばそんなに簡単な問題じゃなさそうということくらいは察しがつく。

地球上に存在する哺乳類の中の一部の種が、とやかくもめている間にも、地球の営みは続き、太陽が全てを明るく照らしたと思えば、次には漆黒の暗闇の時間がちゃんとやってくる。
でもその間に、この地球上から永遠に姿を消していく種がいるのも事実。

種としての身の程を早くわきまえ、自らが取りうる対策を考えないと、もめている哺乳類に、姿を消す順番が早く回ってくるかもしれない。
過去に地球が冷徹にそれを実証して見せていることを忘れてはいけない。


と、いうことで珍しい虹が出現した同じ日の、夕刻の見慣れた晴天の現象風景をどうぞ。
晴天の現象「夕日」

こんな綺麗な「日の入り」は、太陽が翌日の晴天を約束して沈んでいくのだといわれている。
明日も、言い伝えどおりの晴天となりますように。


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人気ラジオ番組に生出演

Posted at 10/04/30 Comment(0)» Trackback(0)»

4月27日。ご縁があって、地元で人気のBSN新潟放送のラジオ番組「近藤丈靖の独占!ごきげんアワー」に生出演させていただいた。

午前10時20分からのオンエアーに間に合うよう、10時までラジオ局へ入る約束。
朝の仕事の時間が押して予定が狂い、バタバタと自宅を出たため、ギリギリの入局。
生放送のため、間に合わなかったらどうしようと思っていたので、案内されたスタジオ前でひとまずホッとして待機。

朝の番組をやっていたスタジオを、局の方に許可をいただいて撮影。パーソナリティの大杉さんと思われる方(直接お会いしたことがないので・・)が放送終了後のチェックを終えて引き上げて行きました。

これから入るスタジオ内からは、放送中の音が両サイドで光るJBLのモニタースピーカーをとおして流れ、全くAM放送らしくない、とてもリアルで高音質なサウンドにびっくり。
五感から入ってくるもの全てに驚きの連続で、運転の疲れも感じず、少しハイな気分。
人気ラジオ番組のスタジオ

いつも午前中に聞いている番組なので、いつもはラジオの"向こう側"にいる皆さんが、目の目にいると思うと何だか落ち着かない。

放送時間は10分程度ではあるが、きちんと番組の台本も出来ていて、ディレクターから話の進め方や質問内容などについて簡単な説明を受ける。
番組内で、パーソナリティのお二人が卵かけご飯を食べることは、オファーがあった時点で聞いていたため、今回は当日の朝どりで、卵好きな方に支持が高い「横斑卵」を準備。もし万一どちらかの方が「生卵が苦手」を想定して、あっさり系の実力卵「素王卵」も持参。
もちろん、当店オススメの「塩で卵かけご飯」を召し上がっていただけるよう、サイト上で取り扱っているお塩もしっかり持ってきたので、担当の方に準備を依頼し、出番待ち。

この間、何もすることがないので、机の上に飾ってあるBSN特製「新潟弁の酒」シリーズを見つけ撮影。このシリーズの梅酒を飲んでみたいといっていたカミさんの言葉を思い出す。
さすがに、新潟弁Tシャツを着る勇気はないか・・。
BSN特製「新潟弁の酒」シリーズ

いよいよ出演する番組の時間。コマーシャルが流れている間に、パーソナリティのいるスタジオへ。
声を出してご挨拶するのがはばかれる雰囲気に、会釈だけでご挨拶。申し訳ありません。
噂に聞いていたとおり、近藤アナウンサーはTシャツ一枚というラフないでたちでお仕事。
こうじゃないとしゃべりに集中できないのかも・・と一人納得。

近藤アナウンサーと伊勢みずほパーソナリティーの間に挟まれた椅子に座り、お二人と二言三言卵についてお話を交わした後、すぐに本番スタート。
開始間際に「塩」を入れる容器を担当者に急いで持ってきてもらうなど、色々あったが何事もなかったように、いつもラジオから流れてくる口調で番組を進めていく二人。

私といえば、二人の目の前にあるパソコンや、マイクの制御装置など、面白そうなものがいっぱいで、台本を見ながら話の内容に集中するのが精一杯。
特に、タイムキーパーと思われる時間表示の液晶には、カウントダウンされているようで、時間内にお二人が番組を収められるよう、邪魔しない程度の長さで話そうと思ったところで一気に緊張。
言葉が出ない場面もあり、お二人に助けてもらいながらのもたついたしゃべり。
近藤さん伊勢さんごめんなさい・・。
でも、お二人とも塩で食べる卵かけご飯には感動していただきました。
番組内でお話した「桜の塩漬け」で食べる卵かけご飯も、ぜひ試してみてください。


なんとか生放送も終了。長くもあり、あっという間でもあった10分間。こうやって毎日ラジオの番組が進められているのかという思いと、秒単位の仕事の進め方にプロの感覚を見た思いがした。めったにない経験をさせていただいたお二人と、次の番組の間の僅かな時間に記念撮影。本当にありがとうございました。
放送終了後記念撮影

それにしても、BSNの女性パーソナリティーはすごい。今回の伊勢さんも、割った卵そのものをじかに飲んでいるブログがあったし、数年前に取材に来ていただいた水島さんも、その場で卵黄をつまんで食べレポートしていた。
そのぐらいたくましくないと、パーソナリティーという職業は務まらないということか。
いづれにしても、並の女性じゃないことははっきり分かりました。

次回スタジオに伺う機会があったら、今度は近藤さんのファンであるうちのカミさんに出張命令を出します。


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プチプチは50歳

Posted at 10/03/26 Comment(0)» Trackback(0)»

日本では「プチプチ」と呼ばれ愛される梱包用緩衝材が、発明から数え、50歳を迎えたという新聞記事を見つけた。プチプチという呼び名が商標名だということや、発明のヒントが飛行機から見えた雲海だということも、初めて知った。

アメリカでは、バブルラップという呼び名が最もよく知られ、本来の緩衝材としての用途のほか、つぶすと癒し効果があったり、アートの素材にもなったりするという、これに類するようなものが見当たらない、ある意味特殊なもののひとつか。

当店でも卵を宅配するときには、この緩衝材が必須アイテムとなっている。
切ったり張ったりという加工がしやすく、軽いうえに包んだ部分も透けて見える。隙間を埋めるにも、丸め方ひとつでどんな空間も、きちんと埋めて、なおかつ取り出す時にも特別な道具が要らず簡単。
コストパフォーマンスも考えれば、コンピュータの磁気ハードディスクのように、すぐには取って代わる代替品が出現するような気配はない物品のひとつと思う。

今の時期は、卵を200個以上一箱として送るこの写真の箱にも、ちゃんと下へ張って出している。
満50歳のプチプチは卵の発送に必須アイテム

夏季間になると卵の発送にクール便を使うため、冷蔵中はダンボールが柔らかくなる傾向があり、横の部分4面全てにこの緩衝材が張られていく。

もちろん、輸送中に卵の入った箱を落としたり、ぶつけたりといった事故から、直接卵の破損事故を防ぐ目的が第一だけれど、このプチプチを張っていることによって、運送会社のドライバーや仕分け作業員への「注意喚起」、要は一目見てプロの運送屋は「破損しやすいものが入っている」と判断してもらえることを二次的な効果として期待しているし、実際そう扱ってもらっていると感じている。

この原稿を書きながら、当店がネット販売に取り組んだ14年前、ほとんどの運送会社から「スイカと卵は運ばない」と断られたことを思い出した。
何とか運ぶことにOKがでて、破損防止に卵を籾殻に中に埋め込んで発送したこともあったが、実際のところ少しでも破損してしまうと、染み出た卵白に籾殻がくっついてしまったり、籾殻自体がごみとして処分するには、都会暮らしの家庭には負担が大きかったりと、なかなか生産者の思いとお客様の思いが一致しなかったことを覚えている。

今となっては、黎明期の昔話となってしまったが、これもプチプチの進化と運輸会社の宅配システムの多様化によるところが大きいのはいうまでもない事実。

ネット通販は、より遠く・より速く・より安全に・より安く商品をお届けする、という目指す方向性はここ暫くは変わらないだろうから、これからますます、プチプチへの期待と依存が大きくなっていくだろうし、今後は廃棄する時の環境に対する負荷の軽減という観点から、素材としての改良などが望まれると思う。

いずれにしても、この商売をやっている間は、切っても切れない関係は続くのである。
よろしくお願いします。

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春を見つけました

Posted at 10/02/18 Comment(0)» Trackback(0)»

2月18日。今日春を見つけました。

新潟は、朝からすっきりとした青空。
このお天気を逃すまいと、鶏たちを鶏舎の外へ出してやり、中にいる鶏が少なくなったところで、補修作業など実施。

そんな作業中に見つけた春。
(携帯のカメラなので、画像が荒くなりました。)
今日春を見つけました

フキノトウが雪の下から顔を出してきたんですね。
やっぱり春は着実に近づいていることを実感。

日替わりで雪が降ったり日が差したりと、気温も乱高下の中、大地の暦はしっかりと時を刻んでいました。

当地でも、フキノトウを味噌と和えて食す習慣がある。
方言でフキノトウを「ばんけ」と呼ぶので、料理の名前も「ばんけ味噌」。
自分自身としては、どちらかというと苦手な食べ物なので、こうやって写真で満足。

この分だと今年も、3月に入れば、田んぼの畦や畑の土手など、あちらこちらで「ばんけ」を摘む風景を見ることができるのではないか。
こうなると、毎年綺麗な花をつけるお気に入りの梅の木に、どのくらい春が来ているかを見にいきたい衝動に駆られる。

そういえば鶏たちにも、心なしか春のざわつきを感じるような気がする・・。
今年の春の卵はどんな味になるのか、不安でもあり、楽しみでもあり。

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節分と立春

Posted at 10/02/04 Comment(0)» Trackback(0)»

2月3日は節分。一年でもっとも寒いといわれる「寒」の時期はこの日が最後。
翌日の4日は立春だから、文字通り冬と春の季節の分かれ目。
当地でも豆まきの風習が残る。

我が家でまく豆は、大豆。ちょっと焦げ目が付く程度に炒り、升に入れて神棚へ。
我が家の節分の豆

同じ新潟でも、落花生をまく風習の地域も多い。
まいた豆を、拾って食べることができるなどの理由もあるというが、主な理由としては弱い気がする。
当地では、お年寄りが落花生を、関東豆と呼ぶこともあるから、本来はやはり大豆なのか。

いずれにしても、豆まきは「男衆」の仕事。よくテレビで見るように、本来ならば和服における男子正装の一種である「裃(かみしも)」を着て、家長が行うのが古くからの習わしという。

なので、一応我が家も豆まきはずっと以前から男の仕事となっている。(服装は普段着^^!)
家長から順に家庭の男全員が神棚を拝み、豆をまくのだけれど、実際の豆まきは子供たちにまかせている。

今年の節分も、暦の上では冬が終わりというので、今シーズン最大級の寒波となった。
窓枠に吹き付けた雪の白さが、寒さの体感を増幅させる中、家の中の鬼が逃げていくようにと、玄関の戸をほんの少し開け放ち、豆をまく。
さすがに歳の数だけ豆を食べると、翌日に影響しそうなのでそこそこで終了。

仕事で遅くなって帰宅すると、祖母に「早く帰ってこないと鬼になってしまう!」と怒られたことを思い出す。この豆を、お守り代わりとして使う風習も残っている。

古い習慣を行うことで、日ごろ意識していない事柄を意識し、気持ち的にも何か区切りがついた様な気がするから不思議である。


一夜明けて、2月4日は立春。この日から暦の上では春なのだが、引き続きの寒波で、鶏舎の屋根から大きなツララ。
まあ、暦の基準は京都なのだろうから、新潟では仕方がない。
立春のツララ

現実としては、この寒波によって鶏用の飲水を通しているパイプが凍結。
一番端っこの一部は完全に水がきていない状態なので、お湯で解かしながら通水復旧作業を急遽実施。
何とか全ての通水が終わるものの、天気予報は芳しくなく、明日もこの作業の繰り返しかと思うと憂鬱になる。

今年の冬を忘れないで!といっているようなお天気なので、この寒波が過ぎれば春はもうすぐ、と思うように気を取り直し、明日も鶏舎で作業続行。


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