プチプチは50歳

Posted at 10/03/26 Comment(0)» Trackback(0)»

日本では「プチプチ」と呼ばれ愛される梱包用緩衝材が、発明から数え、50歳を迎えたという新聞記事を見つけた。プチプチという呼び名が商標名だということや、発明のヒントが飛行機から見えた雲海だということも、初めて知った。

アメリカでは、バブルラップという呼び名が最もよく知られ、本来の緩衝材としての用途のほか、つぶすと癒し効果があったり、アートの素材にもなったりするという、これに類するようなものが見当たらない、ある意味特殊なもののひとつか。

当店でも卵を宅配するときには、この緩衝材が必須アイテムとなっている。
切ったり張ったりという加工がしやすく、軽いうえに包んだ部分も透けて見える。隙間を埋めるにも、丸め方ひとつでどんな空間も、きちんと埋めて、なおかつ取り出す時にも特別な道具が要らず簡単。
コストパフォーマンスも考えれば、コンピュータの磁気ハードディスクのように、すぐには取って代わる代替品が出現するような気配はない物品のひとつと思う。

今の時期は、卵を200個以上一箱として送るこの写真の箱にも、ちゃんと下へ張って出している。
満50歳のプチプチは卵の発送に必須アイテム

夏季間になると卵の発送にクール便を使うため、冷蔵中はダンボールが柔らかくなる傾向があり、横の部分4面全てにこの緩衝材が張られていく。

もちろん、輸送中に卵の入った箱を落としたり、ぶつけたりといった事故から、直接卵の破損事故を防ぐ目的が第一だけれど、このプチプチを張っていることによって、運送会社のドライバーや仕分け作業員への「注意喚起」、要は一目見てプロの運送屋は「破損しやすいものが入っている」と判断してもらえることを二次的な効果として期待しているし、実際そう扱ってもらっていると感じている。

この原稿を書きながら、当店がネット販売に取り組んだ14年前、ほとんどの運送会社から「スイカと卵は運ばない」と断られたことを思い出した。
何とか運ぶことにOKがでて、破損防止に卵を籾殻に中に埋め込んで発送したこともあったが、実際のところ少しでも破損してしまうと、染み出た卵白に籾殻がくっついてしまったり、籾殻自体がごみとして処分するには、都会暮らしの家庭には負担が大きかったりと、なかなか生産者の思いとお客様の思いが一致しなかったことを覚えている。

今となっては、黎明期の昔話となってしまったが、これもプチプチの進化と運輸会社の宅配システムの多様化によるところが大きいのはいうまでもない事実。

ネット通販は、より遠く・より速く・より安全に・より安く商品をお届けする、という目指す方向性はここ暫くは変わらないだろうから、これからますます、プチプチへの期待と依存が大きくなっていくだろうし、今後は廃棄する時の環境に対する負荷の軽減という観点から、素材としての改良などが望まれると思う。

いずれにしても、この商売をやっている間は、切っても切れない関係は続くのである。
よろしくお願いします。

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