ヴィンテージワイン?

Posted at 14/05/08

昨日1泊2日の強行軍で長女が帰省。
かみさんの、たっての要望でぶどうの木のオーナーになっている、カーブドッチのワインを開けた。

一本は1995年のケルナー シュトペレーゼ。
もう一本は1997年のバッカス。
カーブドッチの農園がいずれも豊作だった年。

カーブドッチワイン


どちらも当時、オーナーの落希一郎さんを助けようよと、知人から紹介を受け、カーブドッチワイナリーが新潟で立ち上がって間もない頃買った物。
当時は、機会あるごとに結構購入していた記憶がある。

一度には飲み干せないため、そんなワインを我が家の一番古い大正時代に建った土蔵の中で、ずっと休ませていた。


今回十数年ぶりに飲んでびっくり。

ケルナーはもともと柔らかい飲み口だけど、特にシュトペレーゼは絡んでくる甘さが印象に残っている。でも今はすっかり角がなくなっていて、上品な深い甘さと後からくる香りが絶妙。

もっと驚いたのは、バッカス。
以前飲んだ時には、ゴツゴツとしていて、香りだけは強く押してくるので、あまり好印象はなかったが、今回は芳醇で深い香りにコクのある口当たりで、もうびっくり。

土蔵を考え出した日本人の英知と、ひたむきに「目指すワイン」を作っていたころのカーブドッチに乾杯。

用意した、あてのイチゴやパンにチーズ、生ハムといったおつまみも進む進む。
ゴールデンウィーク中も毎日仕事三昧のご褒美と感謝。


数年前、久ぶりにカーブドッチワイナリーへいってみた時には、お店のヴィンテージワインと称し試飲させていたのは、200年代に入ってからのものだった。


我が家の土蔵には、まだ20世紀に仕込まれたカーブドッチワインが残っている。
次回開栓する時にも、手間と情熱が詰まった「ヴィンテージ」を堪能したい。


自分が作り出す食の素材も、こんな感動を与えられたら幸せ。

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