秋の味覚第2弾「菊」

Posted at 09/10/04

秋の味覚第2弾。今回は「菊」。
食用の菊を自分の家の畑で栽培しています。
秋の味覚第2弾。菊の様子

この菊の名前は、新潟県では「カキノモト」、山形県では「もってのほか」と呼びます。
正式名称は「延命楽(えんめいらく)」という名の品種だとか。
写真のような紫色品種が主に栽培されていますが、阿房宮(あぼうきゅう)という黄色品種もあります。

「もってのほか」という名前の由来については、「天皇の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか」であるというところからきている・・という話。真偽の程は定かではありませんが、ウイットの利いた説ではあります。

食べるのは菊の花弁。お酢を入れて茹でると、このような鮮やかな紅紫色となります。
もうひとつの特産である「赤かぶ」の酢漬けと非常によく似た色です。
紅紫色の食用菊

今日は、さっと茹でた菊をごまドレッシングでいただきます。
このほかにも、和え物や酢の物、天ぷらにお味噌汁など、いろいろな食べ方があって、昔から秋の食卓にいつもあるアイテムです。

しかし、我が家の子どもたちには、あまり好ましい食材ではない様子。
色や食べた時のしゃきしゃきした歯ごたえ、どこかほろ苦い味など、本来は食用菊が持つ繊細で独特な味を、まだきちんと受け止められないようです。
いずれ年齢を重ねると、分かる味とは思いますが、このような食材を舌の敏感な年代に、全く食べずに過ごすのは非常に残念なことと思っています。

植物の花を食材として用いる「エディブル・フラワー」なんていう言葉が用いられる、もっともっと以前からその習慣が文化として根付いていたなんて、日本人の感性の豊かさとその深さを感じます。

収穫の秋に感謝!

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